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肉離れによる痛みとは?肉離れの原因と症状|肉離れと筋肉痛の見分け方から治療法・注意点などご紹介!
久しぶりのスポーツ、ちょっと頑張った瞬間に筋肉が「ブチ」っと切れた?!
そんな経験ありませんか。肉離れの痛みは経験した人じゃないとわからない激痛ですよね。
なぜ肉離れになってしまうのか、肉離れの治療法、痛みの和らげ方など肉離れの痛みに悩んでいる方へ
肉離れの対策法をご紹介します。
肉離れの痛みを何とかしたい!
肉離れの痛みは正しい治療法で治しましょう
一度肉離れになると一刻も早く肉離れの痛みから解放されたいですよね。
肉離れはスポーツはもちろん、何気ない普段の生活の中でも簡単におきてしまうものです。
太もも、ふくらはぎ、腰などひどい肉離れになると歩行もままなりません。
日頃から肉離れを起こさないようにストレッチなどをして意識することも大切ですが、
万が一肉離れを起こしてしまったら慌てずに正しい治療法で肉離れの痛みから解放されましょう。
そもそも肉離れとは?
肉離れとは筋肉の断裂障害のこと
「肉離れになっちゃって」などよく聞きますよね。
筋肉が伸ばされながら収縮した際に、その筋力に耐えられず筋肉が断裂する、それが肉離れです。
病院などの医療機関では「筋断裂」「筋膜断裂」「筋損傷」と呼ばれます。
また肉離れになった際に、加わった力が直達外力による「筋打撲」と介達外力による「肉離れ」と
表現されることがあります。
肉離れはスポーツ中に起きることが多く、ふくらはぎ、太もも、腕、脇腹、背中、股関節周辺などにも起きる場合があります。
スポーツによるものが多く、ふくらはぎの内側の中央上部に痛みが生じます。大腿部に生じることもあります。
体重をかけると痛むために通常の歩行が出来なくなります。
肉離れは太ももとふくらはぎに起こりやすい
典型的なものがスポーツをしたときに、ふくらはぎの内側に痛みが生じる下腿二頭筋の内側頭の筋肉の部分断裂です。
大腿部(太もも)の場合は全面が大腿四頭筋、後面はハムストリングの筋肉が断裂したものです。
肉離れは長引きやすい性質を持っており、膝の曲げ伸ばしや歩行さえも困難な場合があります。
また肉離れを起こしている筋肉は炎症のため腫れがあります。
軽い肉離れなら自力で歩行可能ですが、重症の場合強い痛みに教われ、その場から一歩も動けなくなることもあります。
肉離れとは? |
足に起こる肉離れは、筋肉の痙攣から来る足がつる症状と間違われやすいスポーツ障害といえます。
太ももの肉離れの主な原因
柔軟性の不足
肉離れを起こしやすいのが太ももの後面にあるのがハムストリングス。
「ハムストリングス」とは単体の筋肉ではなく筋肉群です。大腿二頭筋、半膜様筋、半腱様筋、この三つの筋肉の総称です。
このハムストリングスが肉離れを起こしやすい原因の一つが柔軟性の不足です。
使っていなかった輪ゴムを使ったときに「ブチ」ともろく切れてしまうことありますよね。
筋肉も同じく、柔らかさのない状態で伸ばすと切れてしまうのです。
ハムストリングス肉離れ
ハムストリングスが肉離れを発症しやすい原因としては
筋力の低下
太ももの肉離れの原因の二つ目が、筋力の低下。
しばらく運動をしていなかった状態でいきなりスポーツをすれば衰えていた筋肉に負荷がかかります。
また逆に普段から筋肉を酷使している人は疲労が筋肉に溜まってパンパンの状態の時に負荷をかけてしまったら、
切れてしまうのは言うまでもありませんよね。
筋力が衰えているなと感じたら、スポーツをする前に十分なストレッチを行い、
徐々に運動内容をアップさせていきましょう。
ハムストリングス肉離れ
ハムストリングスが肉離れを発症しやすい原因としては
拮抗筋とのバランスの悪さ
ハムストリングスが切れてしまう原因の三番目が拮抗筋とのバランスの悪さです。
太ももの前面である大腿四頭筋とハムストリングスの伸び縮みがあることで人は足を動かしスムーズに動けるようになります。
この太ももの前後の筋肉のバランスが悪くなると、お互いに引っ張り合ってしまい、ハムストリングスが切れてしまうのです。
太ももの前後の筋力のバランスを保つには柔軟性と弱い方の筋肉を鍛える必要があります。
筋力のバランスを整えてあげ、肉離れの予防や再発防止につなげましょう。
ハムストリングス肉離れ
「太もも前面の筋肉に対し後面の筋肉が弱い」
ふくらはぎの肉離れの主な原因
柔軟性の不足
肉離れになりやすいふくらはぎも柔軟性の不足によって肉離れが起きてしまいます。
ふくらはぎの肉離れは代表的なスポーツ外傷のひとつ。
太ももと同じく、柔軟性のない状態でジャンプしたり、走り出したり、
強制的に筋肉に負荷をかけた動作で筋肉が断裂してしまう症状です。
ふくらはぎが痛くて歩けない…
筋肉の疲労
ふくらはぎの肉離れの原因として筋肉の疲労が挙げられます。
普段から筋肉を使って疲労が溜まっていると筋肉がパンパンになり、切れやすくなるようです。
またいつも以上のパフォーマンスをしようとする、疲労がたまっている、急激に気温がさがった時などに起こります。
肉離れの主な症状
(軽度)筋肉を動かすと痛い
肉離れの症状は重さによって3段階に分けられます。
第一段階の軽度な肉離れは部分的に小さな範囲で筋肉の断裂が起きている症状です。
痛みはありますが、自力で歩行出来ます。
基本的にはしばらくの間安静にしていれば自然治癒が見込まれます。
肉離れ
肉離れの説明のケアの方法
(中度)筋肉を押すと痛い部分がある
第二段階の中度な肉離れは筋繊維の一部断裂、筋膜の損傷皮下内出血が起きている症状です。
押すと痛みがあり、自力での歩行が難しい場合がある状態です。
自力での歩行が出来ても筋肉はかなり断裂し傷ついています。
医療機関の受診をおすすめします。
肉離れ
肉離れの説明のケアの方法
(重度)痛みで動かすことがほぼ不可能
一番重症な肉離れの段階です。筋肉の部分断裂が深く、見た目にも患部がへこんでいることが確認出来ます。
この段階ではほぼ歩くことは出来ません。痛みも非常に激しく、早期の治療が必要です。
軽度・中度と比較して重度の肉離れになってしまった場合、回復までには倍以上の時間がかかると言われています。
肉離れ
肉離れの説明のケアの方法
肉離れと筋肉痛の見分け方
痛みが出たタイミング
同じ筋肉の痛みである肉離れと筋肉痛。
痛みが出たときに肉離れなのか筋肉痛なのか判断が難しい場合もありますよね。
実際に肉離れと筋肉痛にはどのような違いがあるのでしょうか。
筋肉痛とは筋肉に負荷がかかり、細胞が壊れその部分が回復していく段階で炎症が起きる症状のことです。
この治る段階というのがポイント。
筋肉痛は普段運動をしていなかった体で急なスポーツなどを行い疲れてしまうときになったりします。
肉離れの場合は激しい動きの後や、スポーツでジャンプしたり急に走ったあとなどに起きる症状です。
筋肉痛と肉離れでは痛みが出るタイミングが若干違うようですね。
痛みの範囲
筋肉痛は太もも、ふくらはぎなどの「全体的な」痛みを感じるようです.
しかし、肉離れの場合は「局所的な」痛みがあり、指で押したりしても激痛があるなどピンポイントのでの痛みが特徴です。
痛みの引き具合
多くの人が経験している筋肉痛。日に日に良くなるのが分かるように、筋肉痛は時間とともに痛みが軽減されていきます。
肉離れの場合、適切な処置を施してもなかなか痛みがひかない場合もあります。回復に時間がかかることが多く、
程度にもよりますが2〜3週間かかることもあります。
腫れや皮膚の色
筋肉痛では通常腫れたり、皮膚の色が変わるようなことはないようです。
しかし、重度の肉離れの場合、痛みがある部分は反対側の同じ部位に比べると腫れの違いが分かることがあります。
かなり強く腫れてしまうケースもあるようです。
また、肉離れは内出血を起こしていることもあるため、皮膚の色が変わることがあります。
肉離れの治療法は?
RICE処置
肉離れになってしまったら、まずは適切な応急処置が必要です。
その応急処置で覚えておきたい方法が「RICE処置」(ライス)。
このRICE処置はスポーツで起きる障害全般の応急処置方法の基本となる重要な方法です。
RICEのRはRest(安静)患部を動かさないようにし、必要な場合は副木などで固定します。
IはIcing(冷却)肉離れになると炎症や内出血が起きやすいので患部を冷やすようにします。
CはCompression(圧迫)患部の出血や腫れを抑えるために包帯やサポーターなどで適度に圧迫させます。
EはElevation(挙上)患部を自分の心臓よりも高い位置にあげます。
適切な応急処置を施し、なるべく早く医療機関にかかりましょう。
応急処置として、RICE法を行ってください。
温熱療法
RICE処置で応急処置を施した後、肉離れの症状の拡大を防ぐために、温熱療法という方法があります。
肉離れの筋繊維が断裂しているため、炎症症状を起こします。
早期に治したい場合、温熱療法で患部を温め血行を促進させます。
血行を促進させることで、人間が本来持っている自然治癒力を高まります。
栄養療法
肉離れを起こした筋肉を少しでも早く回復させるために、食事から治療促進することが可能です。
筋肉の大半はタンパク質から出来ていますので、そのタンパク質を積極的に摂取するようにしましょう。
タンパク質とは肉、魚、卵、豆製品、乳製品、などに含まれます。
食事のメニューにバランスよく取り込んで行きたいですね。
次に大事な栄養はビタミンC。断裂してしまった筋肉、筋繊維をくっつけるにはビタミンCが必要なのです
。ビタミンCは野菜や果物に多く含まれます。食事の最後に必ずフルーツを食べるなどいつもより意識して摂取しましょう。
また、タンパク質の吸収を高めてくれるビタミンB6も大事な栄養素です。
ビタミンB6はレバーや鶏もも肉、バナナなどに含まれます。ぜひ一緒に摂るようにしましょう。
最後にマグネシウムを多く含む食品も重要です。
筋肉はカルシウムイオンによって伸びたり縮んだりしますが、弛緩するとき筋肉にマグネシウムが必要なのです。
マグネシウム不足によって痙攣や肉離れの原因になってしまうこともあります。
今後の予防策としても豆類、海草類、種実類を説教的に摂りたいものですね。
テーピング・サポーター
肉離れが重症の場合、なるべく患部を動かさない、筋肉の収縮自体を抑制するなど傷ついた患部の安静状態が必要になります。
比較的軽い場合でも、肉離れの回復期、または治りたてなどはしっかりとしたテーピングやサポーターによって患部への負荷を軽減させます。
肉離れはきちんと治さないうちに動かしたりしてしまうと再発の可能性がとても高いケガです。
完全に治癒させるためにもテーピングで再発のリスクを軽減させましょう。
テーピングは接骨院、整骨院、整形外科などの医療機関を受診し、専門家に相談しましょう。
マッサージ
肉離れの治療法で有効なのがマッサージです。
しかし、このマッサージはタイミングが重要です。
肉離れを起こした直後の内出血や筋断裂がひどい状態でマッサージしては逆効果。
きちんと安静時期を終え、筋肉の回復が見れられた後に堅くなった患部の周辺を柔らかくする目的でマッサージします。
マッサージは痛めてしまった患部を揉んだり、押したりするのではなく肉離れを起こしていない箇所を緩めて行きます。
痛みのない程度に掌で圧迫することで、血流が良くなり、筋肉が柔らかくなってきます。
また、疲労や凝りなどが改善され肉離れが早く治ることが期待できます。
肉離れで多いのは、太もも裏のハムストリングスです。
肉離れの痛み止め
飲み薬
肉離れの痛みを少しでも無くしたい時には痛み止めの飲み薬もあります。
整形外科などでは医師が必要と判断した場合、消炎鎮痛剤を処方することもあります。
この消炎鎮痛剤は市販薬としても売られています。
ドラッグストアなどでもよく見かけるのが「ロキソニン」です。
胃腸にも優しく、短時間で作用が出るため、常備しておいても良い飲み薬ですね。
注射
肉離れで整形外科などを受診すると、痛みがひどい場合ブロク注射などを打たれる場合があります.
痛みを神経からシャットダウンさせることで痛みから解放されることが期待されます。
また、トリガーポイント注射は断裂した患部周辺の筋肉の痙攣が治まり、
筋肉の血流が良くなって早期の筋肉の修復が見込まれます。
湿布
肉離れなどを起こした患部には直接痛み止めの効果がある湿布も有効です。
飲み薬でご紹介した消炎鎮痛剤などが含まれた湿布を患部に直接貼ることで、
薬の成分が深いところの筋肉や関節に入っていきます。
湿布には冷湿布と温湿布がありますが、肉離れなどの炎症を起こしているケガの場合、
RICE治療でもご紹介した冷却が必要になってきますので冷湿布のほうがより効果的でしょう。
塗り薬
湿布と同様に塗り薬に含まれた成分が直接皮膚から筋肉に浸透します。
自分に合った方法で肉離れを治して行きましょう。
肉離れの痛みの治療法いかがでしたか。かくいう私も太ももの肉離れ、
背中から腰にかけての肉離れなどを経験した一人です。肉が離れるという名のとおり
、筋肉が切れてしまった!とはっきり分かり激痛に泣きました。
もし、肉離れはなってしまったら。肉離れは最初の応急処置がとても大事です。
RICE処置は肉離れだけではなく、多くのスポーツで起きたケガに有効とのこと。是非覚えておきましょう。
そして、肉離れにならないよう日頃からストレッチや軽い運動などをして筋肉を柔らかくしておきましょうね。